先月は病院通いでちょっと忙しかった我れらが親子。実はうちの息子が「乳児痔ろう」とやらになってしまいまして。ま、早い話が「痔」なんですが、大人の場合とはちょっと違うみたいで、お尻におできみたいなのができているだけで本人は痛くもかゆくもない様子なんですけどね。予防接種のついでに小児科で診せたら、最終的に小児外科にまわされ、ちょっとダンディな小児外科医に「手術すれば2週間で完治しますよ」といきなり、笑顔で言われてしまったのですヨ。我が息子、母乳はガッツ飲みなのですが、哺乳瓶がダメ、そしてこの食いしん坊母の息子なのに離乳食が大嫌い。こんな子供が入院!そして全身麻酔で手術なんて!と、ちょっとアセった私でしたが、帰宅して冷静になっていろいろと調べてみると、乳児痔ろうは再発(おできが大きくなって膿が溜まる)したり治ったりを繰り返しながら、成長とともに治ることも多いそうで、日本では必ずしも手術をするわけではないらしい。で、いろいろと調べて、迷って、考えた結果、一度日本の病院にも診ていただこうということになりました。香港の医療レベルは日本と同レベルだと言いますし、心配はないと思いますが、ダンナ様も出張がちなことを考えると、手術するにしても日本の方がなにかと安心な気もするし。
妊婦のときも健診で通院して思っていたのですが、日本で病院にかかる場合はやや受け身の姿勢で診察を受けるけど、香港の病院ではなんでもこちらから聞かなくてはダメなのですネ。例えば日本だとこちらが何も聞かなくても病状や今後の注意点などを必要な指示をしてくれますが、香港では私が聞かない限りなーんにも指示されません。ただ、逆に言うと、聞けば時間を惜しまずなんでも答えてくれます。診察室に入ったときから雰囲気は日本の場合と全然違い、まず「はじめまして」の握手、それから「ではソファにかけてくださいね。何がありましたか?ゆっくり話を聞きましょう」という感じ。診察して病名が判明してからも「どうしてこの病気が起こるのか」とか「どういう理由でどういう手術が必要なのか」とか、素人の私の素朴な疑問にも嫌な顔せず、とにかくなんでも答えてくれるんですネ。今回私はあまりの急な展開に、「手術以外にはどういう方法があるのか」とか「今後再発したらどうしたらいいのか」とか「消毒はどういう風にすればいいのか」とかいう、結構重要なことも聞き忘れちゃったんですが、日本なら聞かなくても指示されそうなそういうことも、こっちが聞かない限り言ってくれなかったりするワケです。日本だと先生から言われるがままで、質問は時間を気にしながらちょっとだけ、って感じのことが多い気がするので、一長一短ですネェ。国が違うとこういうところも違うのだなぁと、ちょっと勉強になりました。とにかく香港で病院にかかるときには、聞き逃しのないように事前に質問事項をまとめていかなくてはねっ! というわけでワタクシたち、急遽今晩の深夜便で、日本へ帰りマス。日本のお医者様の診断次第で今後の予定が決まるので、香港に戻るのはいつになることやら。どちらにしてもそんなに難しい病気ではないそうなので、ご心配は無用です♪お友達の皆様、せっかく日本に帰るので会いたい気持ちはヤマヤマですが、そのようなワケでちょっとムズカシイかも?もしも意外とたいしたことなかったりしたら連絡します♪
by sara-hongkong
| 2009-03-13 23:29
| 香港で暮らす
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