今日は中国茶講座の後、授業の復習を兼ねて(?)お友達と茶藝館へ行ってみました。茶藝館というのは要するに中国茶を楽しめる喫茶室ですネ!新星茶荘というこちらの茶藝館は茶を飲むことはもちろんのこと、茶葉や茶葉の購入もできます。もともとは普洱茶(プーアール茶)の卸問屋だったそうで、お店の中は餅茶と呼ばれる円盤型の普洱茶だらけ。ちょっとかび臭いような独特な香りがあるので日本人にはあまり好まれないようですが、広東の人々は普洱茶が大好き♪お店で飲茶するときは必ずと言っていいほど最初に「お茶は何にする?」と聞かれるのですが、香港人は普洱茶を選ぶことが多いようです。ちなみにお客さんが日本人だとわかると何も聞かずに香片茶(ジャスミン茶)を出されることが多い。どうやら「日本人は香片茶が好き」と思われているようですネ!(たしかに昔から中華街で食事するとき、お茶はジャスミン茶でした)一般に普洱茶は古ければ古いほど値が上がると言われており、棚の上には50年以上を経た超ビンテージものからごく新しい普洱茶が、イヤープレートみたいに展示してありました。こちらの茶藝館はとても広く、普洱茶以外の茶葉はもちろん、茶器もたくさん種類があるので眺めているのだけでもちょっと楽しい(左の写真で上段にたくさん並んでいるのが茶器、一番下に袋にいれて置いてあるのは普洱茶です)。ヴィクトリア湾に面したビルの32階にあるので眺めもよく、とても静か。とてもくつろいだ気持ちでお茶を楽しむことができる茶藝館です。
こちらの茶藝館、お茶を注文すればお茶受けのお菓子がついて2時間お茶を自分で淹れて楽しむことができます。中国茶は日本の緑茶と違い、7煎とか10煎とかでも全然飲めますし、器も小さいので2時間ずっとそのお茶を楽しめるのです。お値段は一番安いもので$30ですが、ビンテージものも飲むことができます(価格は要相談とのこと)。中国茶を習い始めたとは言え、まだまだ初心者の私たち。1煎目は店員さんに淹れてもらって、2煎目からは自分でやってみました。 こちらは心心相印というお茶。10円玉大のハート型のかたまりで売られています。お湯を注ぐと中から赤い千日紅と白いジャスミンの花が顔を出す工芸茶です。一つ一つ手作業で編み上げられているとか。ちなみに「心心相印」は「Heart to Heart」という意味があるそうです。最近では結婚式の引き出物にする中国茶好きの日本人もいらっしゃるという話。ガラスの急須で飲むと目でも楽しめるお茶です。もう1種類、鳳凰単欉というお茶を。これは烏龍茶に分類されます。フルーツのようなちょっと甘い香りがしますが、味はとってもさっぱりしていて美味しかったです♪お茶受けは、どれも甘さ控えめの素朴なお菓子。こういうのってほんとに中国茶に合うんですよね。 街行く人を眺めながら、スターバックスコーヒーの賑やかな店内でコーヒーを飲むのもいいですが、たまにはこんな場所で中国茶をいただくのもまた楽し♪いつも人でいっぱいの銅鑼灣にこんな静かな場所があったなんて、ビックリしたなぁ、もう。 *新星茶荘 Rm 3201,32F.,Soundwill Plaza,38 Russell Street,Causeway Bay 電話:2832-2889 営業時間:10~22時(無休)
by sara-hongkong
| 2007-04-02 21:33
| 香港でティータイム
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