日本から戻り、お正月気分も抜けたと思いきや、香港の街は只今年末モード。そろそろお正月準備が始まっています。香港では新暦の1月1日よりも旧暦の旧正月の方を盛大にお祝いします(アジアはほとんどそうですし、欧米なんかもクリスマス休暇は長いけど年始はお祝いしないので、世界的に見れば日本みたいに年始にお祝いする方が少数派かもしれませんね)。旧正月の日付は毎年異なります。今年の香港の元旦は2月18日です。
最近の香港は街中で赤や金の派手な飾りが売られています。お店を覘いてみると爆竹の形の飾りとか、魚や豚(来年の干支)の飾りが上からいっぱい下がっていて、店中が真っ赤!お店の人、目が疲れるんじゃないかなぁ。揮春という、おめでたい文字が書かれた赤い札なんかもたくさん売ってます。 今日は久しぶりにフラワーマーケット通りに行ってみたのですが、クリスマス前とすっかり様子が変わっていました。2週間ほど前にはたくさん売られていたポインセチアの鉢やクリスマスツリーグッズはすっかりなくなり、代わりに柑桔(キンカン)の鉢植えとか、水仙の球根なんかでいっぱいでした。お正月の花のひとつである水仙は旧正月に花を咲かせるように今から育てるそうです。水仙は家内安全を意味しているそうですし、柑桔の鉢植えは玄関に置くと金運がアップすると言われています。ほかにも桃の花は良縁を得られるとか、五代同堂という黄色いレモンみたいな形の実の植物には『家族五代一堂に集まる』という意味があるそうで、幸福の花としてお正月に飾るそうです。大晦日前の1週間には、香港の14ヶ所の公園で『年宵花市』という花市があるそうなので、ぜひ行ってみたいと思っています。 それから今の時期、利是封と呼ばれるお年玉袋がたくさん売っているので、私は印刷屋さんの前を通るときについつい足を止めてしまいます。香港では子供だけでなく未婚者なら誰でも利是(お年玉)をもらうのだそうです。相場は20ドル(300円)だそうですが、この利是ひとつで今後1年の付き合いが良くもなり悪くもなると言われるほど、重要視されているとか。我が家のダンナ様も会社の独身のスタッフには利是を渡すのだと、今からハリキッテいる様子。ダンナ様の話ではマンションのコンシェルジュの人たちにも渡すみたいです。 ところでこのお年玉袋、先日帰国した際、家族へのお年玉で使用したらちょっと好評でした。特に年が明けてからはいろいろな種類が増えてきて(ただし基本は赤に金!)眺めるだけでも楽しいのですが、とても安いのでかわいいのをみつけるとチョイチョイ買ってしまいます(お年玉袋集め、ちょっと趣味になりつつあります。たくさん使うみたいだからいいよネ!)。今日買ったのは39枚入り(何故39枚???)で10ドル(150円)でしたし。街の印刷屋さんでは自分の名字が印刷されたお年玉袋をオーダーできるみたいです。印刷料金は100枚で30ドルほどだとか。なんか、ちょっと、ほしいな。また転勤で日本に帰るときに名前入りお年玉袋をオーダーしていって、日本で集金とか月謝袋とかに使おうかな。 ほかにも旧正月に準備するお菓子だとか、團年飯という香港のおせち、年末の大掃除、香港式初詣などなど、まだまだ知らない行事や習慣がたくさんありそう。あと1ヶ月半、ちょっとずつ調べて香港式の春節を迎えなければっ!
by sara-hongkong
| 2007-01-05 22:00
| 香港の行事
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