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引越しのながーい1日

引越しのながーい1日_d0087642_0513523.jpg 私の住んでいるマンションは50階建て×8棟あって世帯数が非常に多いので、いつでもどこかで引越しがあります。これまで引越し風景はしょっちゅう見かけていたのですが、ついに自分の引越しの日が来てしまいました。朝9時半に引越し屋さんがやってきて引越しスタート。エレベーターホールには、引越しのながーい1日_d0087642_0586100.jpgすでにダンボールと台車がいっぱい運び込まれていました。マンションのエレベータは4基あるのですが、引越しがあるときには1基は引越し用に貸切(?)になります。私たち家族は基本的な家具と家電がついている家を借りていたので、ベッドだとか冷蔵庫だとか大きなものはないとは言っても、高層階から荷物を運ぶのは大変だろうナァ。引越し屋さんは総勢6名(うち日本人1名)。みなさんキビキビと気持ちよい働きっぷりで、荷物がどんどんダンボールに収められてゆきます。引越しのながーい1日_d0087642_11489.jpg
 「引っ越すだけで大変なのに海外から海外への引越しなんて、さぞ大変でしょう」とよく言われるのですが、前述の通り家電などはほとんどないので、エアコンや洗濯機なんかの取り外しだとかの手間もないですし、冷蔵庫の中身は当然持っていけませんから処分するしか選択肢がなくどんどん捨てるだけですし、引越し屋さんがほとんど箱詰めしてくれますからそんなに大変なことはないんですヨ。ただし、箱の中身を書き出して引越しのながーい1日_d0087642_19341.jpg、保険をかけるために金額を記入しなくてはならないのだけが国内引越しにはないちょっと面倒な作業(でもこれも引越し屋さんが箱に入れるときに中身を書いてくれるので、そのリストを見ながら荷物の相当金額を記入するだけなんですけど)。そんなわけで今日の私はお風呂やトイレやキッチンの掃除をしたり、たいした仕事をしていませんでした。本当は昨日までにもうちょっといらないものを処分したかったのですが時間がなくて間に合わず、高い棚に入っていたずーっと忘れていたいらないものたちもどんどん箱に詰めれられていった模様。引越し屋さん、本当にごめんね。もうしません。
引越しのながーい1日_d0087642_9123314.jpg お昼休みをはさんで午後の箱詰め作業が始まると、そろそろ息子のお昼寝タイム。家がこんな状況ではきっと寝ないので、私と息子は最後のお散歩に出かけました。この道をこうやってバギーで何度歩いただろう。これが最後だと思うと本当に寂しいナァ。引越しのながーい1日_d0087642_9103884.jpgそんな母のセンチメンタルな気持ちを知ってか知らずか、心地よい揺れで息子は眠ってしまいました。さーてこれから帰って引越しのラストスパートです。帰りがけにマンションの下に止まっていた(たぶん)我が家の引越しのトラックには、エレベータでどんどん降りてくる荷造りされたダンボールが次々運び込まれてきています。
引越しのながーい1日_d0087642_9563360.jpg 家に戻ると全部の部屋で荷造り作業中。唯一空っぽになっていたキッチンに眠っている息子をバギーごと置き去りにして、私も再度引越し作業に合流。たいした荷物はないと思っていたけれど、結局引越し屋さんが帰ったのは外には街の灯りがともり始めた5時過ぎでした。送り出した荷物は130箱余り(これってかなり多い方だと思うのでご参考になさらないでくださいネ)。荷物のなくなった引越しのながーい1日_d0087642_957699.jpg部屋はなんだか広く見えるナァ。あとは窓につけた物干し用の器具をはずして終了です(写真は作業中の夫デス)。ちなみに海外引越しでは航空便と船便に分けて荷物を送るのが一般的。我が家の場合は両方とも今日同時に送りましたが、お友達の話などによると船便を先に出して最後の1週間は航空便の荷物だけで生活する人が多いようです。香港へ引っ越してきたのは真夏だったのでお布団なんか要らなかったけど、今回は布団だとかホットカーペットだとかちょっとエア便が多くなっちゃった。ちなみに香港から台湾へ荷物が着くまでの所要日数は、エア便は1週間弱、船便は2~3週間だそうです。最後の床掃除を終える頃キッチンで寝ていた息子もようやく起きて、住み慣れた我が家を後にしました。

引越しのながーい1日_d0087642_10104048.jpg お友達が香港から引っ越してしまうときには、引越しの日はホテルに泊まって翌日の便で出発するパターンが多かったので「いつか自分が引越しするときにはどこのホテルに泊まろうかなっ」とちょっと楽しみ引越しのながーい1日_d0087642_1010258.jpgにしていたワタクシ。なにしろ香港に住んでいるとホテルに泊まる機会ってまったくないですからネ。意外にも今夜が初めてのホテルライフ満喫ナイトなのでございます。今夜の宿泊費は会社の経費になるのですが、我がダンナ様も「自費を足してもいいから最後くらいペニンシュラに泊まろうではないかっ!引越しのながーい1日_d0087642_10131863.jpgしかもシーヴューだっ!」と鼻息が荒く(嗚呼似たもの夫婦)、前置きが長くなりましたが今夜はペニンシュラに宿泊です。ラッキーなことにスイートのお部屋にアップグレードしていただけて、引越しの疲れも吹き飛んでしまうゲンキンな我らが親子。ステキなウェルカムティーはとってもよい香り♪喉カラッカラの私はついついがぶ飲みしてしまうのでした。

引越しのながーい1日_d0087642_10162328.jpg引越しのながーい1日_d0087642_10164111.jpg お部屋もすばらしいですがサービスも超一流のペニンシュラ。ベビーベッドも用意していただけました。右の写真はベビー用のアメニティ。バスタオルにバスローブ、スリッパにおもちゃなどなどいっぱい入ってます。


引越しのながーい1日_d0087642_1020031.jpg さすがに疲れて外に食事に行く気力も体力もないので、今夜はルームサービス de 晩ご飯。そして8時からはヴィクトリア湾のシンフォニーオブライツを堪能。こちらはお部屋には窓向きにもソファとサイドテーブルが置かれ、引越しのながーい1日_d0087642_10261024.jpg望遠鏡まで設置されていましたヨ。そういえば子供が生まれてからはゆっくり夜景を見ることも少なかったナァ。息子は景色には興味がないらしく部屋の中を歩き回って楽しそうでしたが、クリスマスバージョンのイルミネーションがちゃんと見られて嬉しかった母でした。
 おかげさまで今夜は引越しも無事終わって一安心。香港最後の夜にふさわしい楽しい時間を過ごさせていただきました。明日は台湾へ向けて出発です。
by sara-hongkong | 2009-12-17 23:48 | 香港で暮らす
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