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香港人のエコ意識

香港人のエコ意識_d0087642_17162928.jpg 「外賣(=テイクアウト)」という広東語の読み方を憶えてから(というよりテイクアウトしたいがために、先生に読み方を聞いたんですケド)、すっかり外賣好きな私。いろいろなお店で「んぉーい まぁーい(外賣)」と言うことが増えました。最も外賣率が高いのは、許留山のマンゴープリン。ウマイんだなぁ、これ。今日は夫婦揃ってお疲れモードだったため、近所の許留山でマンゴープリンを買ってきて、香港人のエコ意識_d0087642_17165964.jpg家でゴキゲンおやつタイムを楽しみました(これ結構量があるので、ふたりで1つで十分デス)。お店で食べるとプリンの上にココナツのアイスクリームをのせてくれるのですが、外賣の場合はアイスだけ別の入れ物(保温機能のある発砲スチロール製のカップ)に入れてくれ、ご丁寧に使い捨てのスプーンとフォークまでつけてくれます。このお店に限らず、香港は日本に比べて過剰包装気味という気がしてなりません。香港ではほとんどのレストランで外賣が可能。先日お弁当を外賣したときも、やたらリッパなタッパーウェアを何個も使ってくれましたし、スーパーでもレジ袋をじゃんじゃんくれたり、やけに丁寧(そのわりにプレゼント用の包装は「これ、自分で包んだ方がよかったかも?」と思うくらい適当なことが多い)。
香港人のエコ意識_d0087642_17174378.jpg 最近日本では普通になってきた洗剤やシャンプーの「詰め替え用」も、香港ではまだまだ一部の洗剤だけ。でも一応パッケージに「環保替換庄。更経済」と書いてありますし、香港のスーパーでは「毎月第1火曜日はノーレジ袋デー」となっているようで、その日はどこのスーパーに行っても、自分で袋を持参していない場合は50セントとられることになっている様子。一応「ゴミを減らそう!」という気はあるみたい。
香港人のエコ意識_d0087642_1718168.jpg 私が日本にいた頃は、ゴミの分別が大変でした。可燃ごみのほかに缶、瓶、ペットボトル、それからプラスチック、再生できる紙、新聞などなど。分けるも大変でしたが、可燃ごみ以外は回収が2週間に1度だったりしたので、それらのものを別々に2週間も家においておかなくてはならなくてとってもジャマだったのものです(しかもボヤボヤしていて、一度回収日を逃すとジャマ度は2倍!)。私の今住んでいるマンションの1階にはアルミ缶、ペットボトル、再生紙の回収ボックスが設置されていますが、それ以外は可燃ごみ(?)扱い。瓶とか捨てるとき「ほんとにいいのかなぁ」と不安になることもしばしばですが、マンションの各階にあるごみ回収室には、要らなくなったパソコンとか、粗大ごみチックなものも普通に捨ててあるので、私の心配なんてどこ吹く風って感じ。それでも最近新しく、香港人のエコ意識_d0087642_1724183.jpg不要になった衣類の回収ボックスが設置されたり(そういえば中秋節の頃には「月餅のパッケージ回収ボックス」なるものが設置されたのですが、月餅を購入したお店によって入れ物が缶だったり紙だったりしたのに、みんな一緒くたにじゃんじゃん投げ込んでいました。あれって意味あったのかな?)と、香港人のエコ意識も徐々に高まってきているようです。日本でもこんなにエコロジーだの省エネだのって言われ出したのは、結構最近のことですしネ。

 昨日アメリカのニュースを見ていたら「2050年以降の地球の温度をさらに温暖化させるか、横ばいにさせるかは、これから10年間の努力にかかっている!」とチャールズ・ギブソンキャスターが声高に言っていました。アメリカや日本でどんなにエコロジーを叫んでも、香港では冷房の室外機は1年中フル稼動中ですから!香港のみなさま、ごみを減らすことももちろん大事ですが、まずは手っ取り早く、冬のクーラーをやめることから始めてみませんか?
by sara-hongkong | 2007-02-04 17:42 | 香港で暮らす
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